
留学を難しく考えない、軽く考えすぎない
美濃川恵理さん
人文学部 文化コミュニケーション学科
留学期間:2011年9月~2012年6月
留学先:江原大学校
留学先大学について

江原大学校はソウルの中心地から約3時間ほどかかる江原道春川市という場所にある学校です。最近特急ができたおかげで、ソウル~春川の行き来がしやすくなりました。
第一印象は「信州大学と似てる!」で、雰囲気や学生たちはとても馴染みやすい印象を受けます。また、学校内がとても広く、学生数も多いため、寮の数が多く充実しています。贅沢を言えば足りない点も多いのですが、自分に合った寮を探すことができると思います。
学習面について

江原大学の学生は比較的おとなしくまじめであるというイメージがあります。テストに対する打ち込み方もものすごいので、たくさん刺激を受けることができました。
また、日本学科の授業は先生方が全員日本での留学経験であるため、より客観的な、中立的な視点から日本を見直すことができます。
授業形態は講義と少人数が半分ずつ程度、学生の発言が求められる授業が多かったです。発表やレポートも日本の授業以上にありました。
ちなみに、「Campus Caravan2012」(韓国外交通商部、三国事務局主催)という日中韓の学生が集まるプログラムにも参加しました。
<紹介動画>http://www.youtube.com/watch?v=me1kjRWF568
生活について

学校の周りは飲食店が充実しており、毎晩友人とご飯を食べたり飲み会をしたりするので忙しいです。学科の会食も多いため、毎週必ず何かの行事があったようでした。 徒歩30分位の場所には春川の明洞があり、ショッピングにも困りません。
ただし、寮の門限が決まっており、1時から5時の間に寮の門を通ることができないのですが、他の大学に比べるとこの規定も甘いほうだと思います。物価は比較的安いです。
留学で得たこと

春川の人はとにかく親切で、人懐っこく、本当に色々な人に助けられた留学になりました。誰かに感謝をすること、また誰かに何かをしてあげることが、日本にいた時よりずっと照れくさくなくできるようになったと思います。
また、日本語や日本の文化について自分がどれだけわかっていなかったことをはっきりと知りました。春川では日本に興味を持っている人が多く、日本人留学生よりもずっと日本について詳しい人がたくさんいました。外国に行って初めて、自分の国の良さや面白さを実感できました。
後輩へのアドバイス

留学を難しく考えない、一方で、留学を軽く考え過ぎない。これが、私のアドバイスです。留学は今、誰でも行くことができるように様々なサポートがされてい ます。就活に遅れてしまうなんて心配はナンセンスです。留学は必ず皆さんの将来を助けてくれます。少しでも興味があるなら、一度やってみる。言語習得にと どまらない、広い経験をすることができると私は思います。